食料自給率の向上を

最近のコロナでマスクの不足が騒がれて、買い占め転売騒ぎが話題になっていますが、もしこれが食料だったら、大変なことになっていたことは想像に難くありません。しかしよく食糧自給率を上げることへの批判として、いくら自給率を上げてもそのようなときには燃料もなく,肥料も作れないのだから、さらに機械を動かすこともできないのだから無駄だと言われます。果たしてそうでしょうか。100パーセントの自給率を維持しているということは、それを生産できる農地が存在していることをさします。低い自給率では農地は耕作放棄地となったり、他の用途に転用されていることを意味します。つまりそれを慌てて元の農地に戻そうにも3年~5年はかかるでしょう。その間に人々は、お金にあかして買い占めることのできる人を除いて飢えるしかないのです。燃料なんかなくっても,農地さえ確保されていれば,人海戦術で畑を耕すことはできます。回りの野山には有機質肥料になる原料もあります。

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